お城通信第4号 | 緑の感謝祭で認定NPO法人江戸城天守を再建する会と共同活動!
【お城通信vol.4】緑の感謝祭で認定NPO法人江戸城天守を再建する会と共同活動!

5月9日(土)、10日(日)と2日間にかけて東京日比谷公園にて開催した「緑の感謝祭」、認定NPO法人江戸城天守を再建する会様のブースにて当会も出店しました。ブースにてパンフレットや資料など計300部づつ配布させて頂きましたが、2日目の 15時頃には全て配布終了、会場に詰めかけたお客様の関心度の高さが伺えました。既に開催した見学会「歴史と文化財をめぐるツアー」の資料を一部100円で限定販売し、寄付金を集いましたところ計3900円のご寄付を頂きました。

きました。又、「小田原城も頑張ってください」との暖かい応援メッセージも頂きました。誠に感謝してお ります!ご寄付は必ず小田原城天守の再建費用として活用させて頂きます!!会場に安土城天守の再建を目指す方々のご来場もあり、既に連携をしている高松城様も含めて。今後江戸城、小田原城、高松城、安土城と連携を結んで共に活動して行きたいと思います。皆様ご支援のほど宜しくお願い致します。(山本篤志)
森を再生する「お城力」

「伐(き)る・使う・植える」。人が木を利用するための行為が社会的に機能してさえいれば、森は守られる。ところが、杉・ヒノキをめぐる機能不全は小田原も例外ではない。むしろ鬱々たる空気すら孕んでいた。「経済林の再生へ知恵を貸してもらえないか」。小田原市役所から水を向けられたのは5年前のこと。山々に根を張る杉・ヒノキの大半は伐期を超えている。「伐り、使い、植えれば良い」と答えたものの、事がそう単純ではないことは熟知していた。折しも小田原城の耐震化が取り沙汰されていた。市民が地元材を率先して買うような仕組みに重点を置いたアイデアを提示した。
「小田原城の再建を掲げよう。『お城材』と名付け、かつての城地へと伐採を拡大しよう」。果たしてお蔵入りとなったが、「小田原城の木造化」は、ずっと心にくすぶり続けていた。ハルネ小田原で4月25日に当法人が主催した「シンポジウム~小田原城 新普請」は、「市民は『木造化』に冷たいのでは?」という疑問が契機だった。市民が旗を振りつつ、耐用年数を超えた小田原城の行く末を議論し、木造化の是非や手法を共に考え、費用捻出へと歩みを進める-。その筋道は「森林からのアプローチ」とも言えた。
鉄筋コンクリート造から「木造」へ。戦後70年を迎えたからこそ、今を「瓦一枚運動再び」の好機と捉えるべきではなかろうか。樵、大工、左官、瓦、建具、襖、畳…小田原城の再建は、ありとあらゆる和の職人の結集だけでなく、建築技術や文化、芸術の継承をもたらすだろう。市民の新たな絆のあり方も具現化するに違いない。無論、森林の再生も。(小田原市 池上)
「みんなでお城をつくる会」総会に参加して


2年前に西宮から何も知らない小田原に引越して来て、好奇心の赴くまま色々な所に顔を出して地元の勉強に努めている。「みんなでお城をつくる会」にも一昨年から参加させて貰っていて今年は総会に出席した。事業報告、決算・予算などの議事に続いて行われた「天守木造化の可能性を考える」をテーマにしたト-クセッションが興味深いものであった。
現在の小田原城天守閣は主に「東大模型」と「大久保模型」(いずれも天守閣1階に展示している)の二つを参考にして設計し、鉄筋コンクリートで昭和35年に完成したものであるが、その後の研究から、東京国立博物館の所有で現在は神奈川県立歴史博物館に展示されている「東博模型」が一番良い模型であることが判明した。今年7月から実施する現天守閣の耐震化工事の際にもこの模型を参考にして最上階に摩利支天を祀る空間を新たに作るとのことであった。
また市の大島文化財課長が天守閣木造化のためには国の史跡指定を受けているので文化財保護法の制約がある上に①木材資源、②職人、③建築基準法、④財源措置、⑤市民の支持などの諸問題をクリアーしなければならないので行政と市民の協力が必要 であると説明した。この点について、会は既に理事長名で天守木造化可能性検証のための組織を庁内に設けるよう市議会議長あてに要望書を提出して居り、1月27日の厚生文教常任委員会で報告されたのを当日委員会の傍聴をした私は聞いているが、委員の関心の程は測り難い。(石井 義高)
理事就任のご挨拶
株式会社T-FORESTRY代表取締役 辻村百樹
私は辻村家八代目となりますが、当家が小田原市西部に所有する山林は、江戸時代にお殿様から拝領した藩有林を起源としています。山中には1700年代に小田原藩が植林した林分が現存しており、樹齢300年前後に成長した杉の大木が威容を見せております。私は、お城の再建には復元の意味合いを持たせるべきであり、そこに木造化の意義があると考えております。江戸時代の姿に、形だけでは無く当時の空気感までも復元出来れば、より深い意味合いを込める事が可能ではないでしょうか。その為には、当時の小田原の空気を年輪の中に留め、その後の小田原の気候や歴史の変遷を見届けて来た里山の樹を使って木造再建する事が、必須であるとの強い想いを持ち続けています。そうした事を踏まえて、お殿様から拝領した樹を小田原城の天守復元にご用立てを出来る様に、微力ながら当会の活動の一助を担って参る所存です。今後共何卒よろしくお願い申し上げます。
